2011/05/07 土曜日に後楽園で行われました、試合結果になります。
61.0kg契約8R
●土屋 修平(角海老宝石)vs打馬 王那(ワタナベ)×
【TKO3R0:47】
7日(土)、東京・後楽園ホールで開催された角海老宝石ジム主催興行「’11角海老ボクシング-GO!FIGHT!WIN!-」のメインイベント、日本ライト級12位・土屋修平(角海老宝石)対打馬王那(ワタナベ)の61.0kg契約8回戦は、昨年の全日本・東日本新人王MVPの土屋が2度のダウンを奪った末、3R47秒TKOで勝利を収め、デビュー以来の連勝を10に伸ばしました。
モンゴル出身の打馬は、初回開始からヒザのクッションを利用して低く屈み込みながら、スイング系のフックを強振して肉迫。右フックをヒットさせて土屋をロープに追い込むと、更に踏み込んで右フックから左フックを返そうとしたところ、土屋の右ストレートが一閃。早くも打たれ強いことで知られる打馬をキャンバスに横転させた。しかし、再開後も打馬は怯む様子を一切見せず、左右フックを振り回して果敢に応戦。右フックをさせるシーンを作り、一方の土屋も返す刀で左右フックをヒットさせるなど、初回から手に汗握る緊迫感に溢れた打ち合いが展開された。
続く2R、馬力とタフネスには定評のある打馬は突進を強めると、左フックで土屋の動きが一瞬止まり、場内は色めき立った空気に包まれる。ラウンド後半にも打馬はコーナー際に土屋を追い込んで右フックもヒット。熾烈なラリーの流れは打馬に傾けかけた。
ところが土屋は未知のラウンドとなる3Rも25秒を指した辺りで打馬のインサイドから右アッパーを炸裂。すかさず連打を畳み掛けて、打馬をニュートラルコーナー前にへたり込ませ、一瞬にして形勢を覆すと、8カウントが数え上げられた後に一気呵成の攻めを見せ、福地勇治レフェリーのストップを呼び込んだ。
一瞬、肝を冷やすシーンもあったものの、耐久力も証明した上で、またしても衝撃的なTKO劇を演じ、場内を熱狂の渦に巻き込んだ土屋は10戦全勝(10KO)。勇敢な戦いぶりが光った打馬は11戦8勝(4KO)2敗1分。
記事、写真提供:角海老宝石ボクシングジム